いままでにないネット連携目覚まし「Alarm BRICK」、開発中の仕様を徹底紹介!

Cerevoとしては第2弾のリリースとなるCerevo DASHプロジェクト「Alarm BRICK」は、おかげさまで公開から1週間経たずに目標額の37%を達成することができました。この場を借りてご支援いただいた方々に御礼申し上げます。

ネット連携することで今までにない使い方が可能になる目覚まし時計「Alarm BRICK」、プロジェクトページではその概要をお伝えしておりますが、本ブログでは現在開発中の仕様を元にその詳細をご紹介いたします。

■Google カレンダー連携

Alarm BRICKの要となる機能がこのGoogle カレンダー連携。普段家でお使いの目覚まし時計は、いつも同じ時間にセットしておき、いつもより早く起きたいとき、またはゆっくり寝ていたいときはその都度手動で設定を変更している、そんな使い方をしている人が大半かもしれません。

毎日変わらない時間に起きるのであればさほど手間はかかりませんが、仕事上直行が多く、毎朝の出勤時間がこまめに変わる人は目覚ましを毎日変更するのは地味に面倒なもの。その点このAlarm BRICKであれば、次の日のスケジュールが決まった時点でGoogle カレンダーに登録しておくだけで目覚ましの設定が完了。飲み会の後に目覚ましの設定を変えるのを忘れていて寝坊した……、なんて心配もAlarm BRICKなら不要です。

開発中の仕様では、Google カレンダーでAlarm BRICK専用のカレンダーを作成しておき、そのカレンダーに登録したスケジュールでAlarm BRICKのアラームが鳴る仕組みになっています。「わざわざ別のカレンダーを作りたくない」という要望があれば、自分のカレンダーに「wakeup」など指定したキーワードが入っているスケジュールのみアラームを鳴らす、あらかじめ設定しておいた「スケジュールより○○時間先に起きる」という設定に基づいてアラームを鳴らすという使い方も可能。まだまだ仕様は調整中ですので、ご要望がありましたらぜひブログのコメント欄などでお寄せください。

■ソーシャルメディア連携

TwitterやFacebookと連携し、友達から受け取ったメッセージを元にアラームを鳴らすこともできます。いつもみんなの集まりに寝坊して遅刻する友達には、仲間全員からプレゼントしたくてたまらない機能かもしれません。

とはいえ、TwitterやFacebookでメッセージを受け取るたびにアラームが鳴っていたのでは夜もおちおち寝られません。Alarm BRICKでは、指定したキーワードを受け取ったときだけアラームを鳴らすことができるので、起こして欲しい友達にキーワードを伝えておけば、余計なメッセージで目を覚ますこともなくなります。

もしくは「起きて!」というキーワードを設定しておき、Twitterで「この時間に発言がなかったら『起きて!』って送って!」と頼む知人頼みの目覚ましも可能。Twitter上で「起きて!」とツイートする光景はしばしば目にしますが、Alarm BRICKなら本当にアラームを鳴らして相手の目を覚まさせるということもできてしまいます。

■目覚ましの音は自由に変更可能

初期設定ではアラームやソーシャルメディアからの通知を受けたときなどいくつかの音源を用意していますが、アラームの音を好きな音に変更することもできます。Dropboxなどのオンラインストレージにアップロードしておき、そのファイルのURLを設定すれば、自分だけの音で目覚めることが可能。わざわざ本体にファイルを保存する必要もないので手軽。「そろそろいつもの目覚まし音になれてきたから違う音に」という使い方ももちろん可能です。

ただし、利用できる音源ファイルについては著作権侵害とならないよう、自分で権限をお持ちの楽曲や、フリー素材の音源などをご利用ください。

■APIで自由に開発

開発者の方に魅力的なのがこの機能。インターネット連携目覚ましとしても十二分に力を発揮するAlarm BRICKですが、APIを利用することでさらに別の価値を引き出すこともできます。

Facebookの「いいね!」数に連携してアラームを鳴らしたり、彼女のFacebookアカウントを設定しておいて、彼女からのメッセージが来たときだけアラームでお知らせするという使い方はもちろん、センサーと組み合わせて温度が上がったら音を鳴らす、サーバーの負荷が上がったらアラームを鳴らすといったより技術的な使い方も可能。音声合成プログラムと連携すれば、アラームではなくニュースや話題のトピックを音声で読み上げる、ということも開発次第では可能になります。

いままでにない使い方が可能な夢いっぱいの目覚まし時計「Alarm BRICK」、ご興味お持ちいただけた方はぜひご支援ください。残念ながら目標額に達しなかった場合は支援全額をお返しする「All-or-Nothing」方式のため、支援したのに製品が手元に届かない、ということもありませんので、みなさまの支援お待ちしております。

※決済は提携先のCampfireを利用します。また、支援の際にはPayPalのアカウントが必要になります。

壁を垂直に走る姿は必見! Wiiリモコンで「運転」できるくるま型ロボット「うぉーるぼっと」

 FourBeat、LUNCHBOXに続き、Cerevo DASHでプロジェクトを展開中のくるま型ロボットキット「うおーるぼっと」もお話をお伺いしてきました。

 うぉーるぼっとのすごさはなんといってもその動き。本体サイズはiPhoneよりも一回り大きいサイズながら、BluetoothでペアリングすることでWiiリモコンからの遠隔操作が可能。しかもWiiリモコンの加速度センサーを利用することで、Wiiリモコンをハンドルのように傾けて操作することもできます。

 底面には強力な磁石がとりつけられているので、マグネットでつけられる壁面であれば90度の角度を垂直に上っていくことことも可能。ホワイトボードをすいすいと自在に動く様子はぜひ動画でご覧ください。


うぉーるぼっと 操作デモ1 – YouTube

プロトタイピングというと難しそうですが、25000円の支援であればプログラムの必要なくBluetoothでの操作が可能。自宅にあるWiiリモコンとペアリングするだけで、動画のような操作が楽しめます。

また、1万円の支援の場合も、マイコンボードの「mbed」と市販のBluetoothレシーバーを用意し、2カ所だけハンダ付けをすれば、あとは必要なプログラムをダウンロードしてインストールするだけ。電子工作の入門としてもぴったりです。

 うぉーるぼっとに物を乗せて走行することも可能で、iPhoneを乗せたうぉーるぼっとから走行風景をビデオチャットで配信する、というテスト走行も実施済み。さらにライントレーサーを組み合わせることで、黒いラインでコースを作り、ラインに触ったら一定時間操作できなくなる、というゲーム感覚のレースもプログラム次第で可能だとか。

Wiiリモコン下部にある4つのランプをライフに見立てて、1回コースアウトするごとにランプが消灯し、4回のコースアウトでゲームオーバー、というプログラミングも可能とのことで、アイディア次第でかなり本格的なレースゲームも楽しめそうです。


うぉーるぼっと 操作デモ2 – YouTube

説明よりも実際の走行を見れば一目瞭然なこのうぉーるぼっとですが、今週末に横浜の赤レンガ倉庫で開催される「エンルートフェスタ2012」で、このうぉーるぼっとのデモ走行が行なわれます。うぉーるぼっと以外にもさまざまなラジコン製品が展示されるとのことで、お近くにお住まいの方やお子様がいらっしゃる方は足をを運ばれてみてはいかがでしょうか。

エンルートフェスタ2012
http://www.enroute.co.jp/club/index.php/event/guide/175-rcmeet2012

そしてうぉーるぼっとにご興味お持ちいただいた方、応援したい方はぜひ下記のバナー画像からプロジェクトのご支援もお願いいたします。

電子工作キットの入門にぴったり! Arduino互換「LUNCHBOX」について聞いてきました

Cerevo DASHの投稿第1弾プロジェクト「LUNCHBOX」。Arduino(アルドゥイーノ)との互換性を持ち、他の互換機にはない多くの機能を備えた“究極のArduino”というこのLUNCHBOXでいったいどんなことができるのか、開発者のFantomさんにお話をお伺いしてきました。

――そもそもArduinoとはどんな製品なのでしょうか?

いわゆる電子工作キットなのですが、他の電子工作キットと違うのはソフトがとても充実していることですね。開発用のソフトが無償配布されていることに加え、多くの電子工作キットはWindowsだけに対応しているのに対して、ArduinoはWindowsとMacの両方で使えます。ハードウェアだけで見ると他の電子工作キットに劣る部分もあるのですが、初心者にとっては値段も安く(3000円程度)、電子工作の入門としてもオススメです。

手のひらサイズのLUNCHBOX

――初心者にとって簡単というのはどのくらい簡単なのでしょうか?

一般的な電子工作だと、プログラムを何十行も書かなければいけないのですが、Arduinoなら行数が少なくてすみます。たとえばLEDランプを光らせるだけなら、「ランプを光らせる」「ランプを消す」というプログラムを繰り返すだけでいいので、数行程度書くだけでできあがり。最初からサンプルもたくさん用意されているので、サンプルを使えばすぐに電子工作がはじめられます。

――Arduinoと今回のLUNCHBOXは互換性があるとのことですが、何が違うのでしょうか?

一番の違いはバッテリーです。Aruduinoの場合電源をパソコンから取る必要がありましたが、パソコンだと電流が足りない時もあるし、ケーブルでつながなければいけないので、できあがった作品を外で見せるのも大変です。また、無線を使った電子工作の場合はどうしてもバッテリーが必要になりますが、そうしたバッテリーの管理まで自分で作るのは結構大変なんで す。電子工作を始めたばかりの人にも気軽に使って欲しくて、Arduinoと互換性のあるバッテリー対応のLUNCHBOXを開発しました。

ちなみにバッテリー対応したArduino互換のボードは他にもあるのですが、そうした製品はArduinoと形状が違うので初心者にはわかりにくいかもしれません。LUNCHBOXはArduinoと同じ形状になっているので初心者の人にも使いやすいと思います。

左がArduino、右がLUNCHBOX。USBがminiUSBになっている以外はほぼ同じ構成

――Arduinoを使うとどんなものが作れるのでしょうか。

簡単なところではLEDを光らせたりするところから、大がかりなものだとエスプレッソマシンを作っている人もいますね。他にもセンサーをとりつけることで、人の気配や音を検知して動くガジェットなんかも作れますよ。

LEDを光らせるプログラミングで動作中

――まったく電子工作の経験がない人が「やってみたい!」と思ったら何から始めればいいのでしょう。

LUNCHBOXやArduinoを用意して、パソコンに開発キットをインストールすればすぐ始められます。開発キットにはサンプルのプログラムもたくさん収録されているので単品でも十分楽しめます。

ランプやセンサーなど他の部品と組み合わせて使いたい、という場合は、公式サイトが充実しているのでオススメです。英語のサイトなのですが、英語を読むことに支障がなければ解説書がいらないくらい充実しています。日本語の場合はArduinoの解説本がいくつか出ているので、そういう本を読むのもいいですね。

――LUNCHBOXの後に考えているプロジェクトはありますか?

LUNCHBOXはかなり初心者を意識したプロダクトなのですが、Arduinoから電子工作を始めた人はすでにArduinoが物足りなくなっていて、別の電子工作キットに移行している人も多いと思います。そういう人に向けて、別のキットとバッテリーを組み合わせたものも作ってみたいですね。

――ありがとうございました。

※Arduinoに興味を持った方は、こちらの解説記事も合わせてお読みください。

【武蔵野電波のブレッドボーダーズ】かんたんマイコン「Arduino」の始め方
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/1218/musashino023.htm

【武蔵野電波のプロトタイパーズ】AndroidにArduinoをつないでクラウドLチカに挑戦!
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/musashino_proto/20111214_498228.html

スタパ齋藤の「週刊スタパトロニクスmobile」 Arduinoでマイコンしよう!!
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/stapa/40638.html

Android連携の早押しボタン「FourBeat」試作機を実際に体験!

Cerevo DASHでは、自社開発のプロジェクトだけでなく、開発者の方々からいくつもプロジェクトをご投稿いただいています。今回は、「リアル」が伝わるAndroid対応押しボタンスイッチ「FourBeat」を開発したピグマルの伊藤さんにお話を伺ってきました。

PIGMAL LLC / 合同会社ピグマル
http://pigmal.com/

ピグマルのオフィスがあるのは、サムライインキュベートが運営するコワーキングスペース「Samurai Startup Island」。サムライという言葉とは対照的に、とても開放的でオシャレなオフィスです。

部屋の中央にはバースペースも。1日たまった仕事の疲れをここで癒やすのでしょうか。

両端は固定スペースで、中央にはフリーアドレスの席。机と机の間隔も広く、とても働きやすそうな環境でした。

会議室は和室テイストで、畳の上は土足厳禁。和の空気に癒やされながら打ち合わせできます。

この会議室で見せていただいたのが本題のFourBeat試作機。4色のボタンと基板を組み込んだ本体部分で構成されています。現状のボタンは市販のものを採用していますが、製品化の際は薄型化・小型化に加えて本体が六角形のデザインに変更する予定だとか。

FourBeatとAndroid端末をUSBで接続すると、自動で対応アプリの選択画面を表示。現在はプロジェクトページでも紹介されていたクイズアプリに加え、開発の真っ最中という音楽アプリも表示されています。

試作機のクイズアプリでは、日本最大級のクイズサイト「クイズ研」の協力を得て、デモ用のクイズをプリインストール。出題されたクイズの答えがわかったらボタンを押すとチャイムと同時にボタンと同じ色の帽子がアニメーションし、誰が一番早く押したかがわかります。ボタンを押した人が答えた後に画面をタッチすると、正しい答えが表示される、という仕組みになっています。

今回は試作機用にクイズが用意されていますが、製品版では自分で好きなクイズを入力できるようになるとのこと。HDMI出力を持ったAndroidであれば大画面プロジェクターに映し出すこともできるので、クイズの回答を会場全体で共有することができます。

例えば結婚パーティーでFoubeatを使えば、新郎新婦に関するクイズ大会を簡単に実現できます。通常はクイズの答えを大きな声で答えてもらったり、手を挙げるスピードを誰かがチェックしたり、と手間がかかるところを、FourBeatなら回答者が画面でわかるので一目瞭然。何よりも実際にボタンを叩いて答えるというクイズ番組さながらの仕組みはイベントを盛り上げること間違いなし。ぜひともこの4色ボタンを使ってアタック25をプレイしてみたいものです。

FourBeatに対応したアプリを自作することも可能。4ボタンで動作する部分はFourbeatが実現しているため、Androidアプリの開発のノウハウさえあれば自由にFourBeatを使ったアプリが開発できます。伊藤さん曰く「Androidアプリ開発者に、ハードウェアを使う体験をして欲しい」とのことで、FourBeatを使ったアプリは開発者が自由にリリース可能。ネットワーク連携も可能なため、Facebookの「いいね!」機能と連携したり、オンラインで対戦するクイズアプリなんかもアプリ次第で実現することができます。

こちらは本体側のインターフェイス。Android端末と接続するUSB端子に加え、給電用のmicroUSB端子も備えます。

電源は外付けですが、Androidスマートフォンでほぼ標準となっているmicroUSBで給電できるため、Android同梱の電源ケーブルで給電が可能。また、モバイルバッテリーでも十分動作するため、コンセントを気にせず好きなところで使うこともできます。

FourBeatは製品化に向けて引き続き開発中。対応アプリもクイズアプリ、開発中の音楽アプリに加えて3~4程度のアプリが用意されるとのこと。興味をお持ちいただいた方はぜひCerevo DASHのFourBeatプロジェクトページからご支援ください。

Cerevo DASHオリジナルステッカー完成!

Cerevo DASHをご支援いただいているみなさま、お待たせしました。Cerevo DASHリリースを記念したオリジナルステッカーが完成しました!

Cerevo DASHステッカーのご支援をいただいている方には、ステッカー5枚を1セットにしてお送りいたします。また、iConvex本体をご支援いただいている方ににも、本体をお送りする際にステッカーを同梱させていただきます。iConvex本体はもちろん、お使いのPCなどに貼っていただけると幸いです。

なお、支援いただいたものの決済が完了していない方については、こちらで送付先住所を確認できませんので、お手数ですが決済手続きの完了をどうぞよろしくお願いいたします。

iConvexの開発は先日お伝えしたとおり、量産に向けて工場と調整を行なっているところです。ご案内できる情報があり次第、本ブログでご紹介させいただきますので、引き続きiConvexおよびCerevo DASHをよろしくお願いいたします。