Android連携の早押しボタン「FourBeat」試作機を実際に体験!


Cerevo DASHでは、自社開発のプロジェクトだけでなく、開発者の方々からいくつもプロジェクトをご投稿いただいています。今回は、「リアル」が伝わるAndroid対応押しボタンスイッチ「FourBeat」を開発したピグマルの伊藤さんにお話を伺ってきました。

PIGMAL LLC / 合同会社ピグマル
http://pigmal.com/

ピグマルのオフィスがあるのは、サムライインキュベートが運営するコワーキングスペース「Samurai Startup Island」。サムライという言葉とは対照的に、とても開放的でオシャレなオフィスです。

部屋の中央にはバースペースも。1日たまった仕事の疲れをここで癒やすのでしょうか。

両端は固定スペースで、中央にはフリーアドレスの席。机と机の間隔も広く、とても働きやすそうな環境でした。

会議室は和室テイストで、畳の上は土足厳禁。和の空気に癒やされながら打ち合わせできます。

この会議室で見せていただいたのが本題のFourBeat試作機。4色のボタンと基板を組み込んだ本体部分で構成されています。現状のボタンは市販のものを採用していますが、製品化の際は薄型化・小型化に加えて本体が六角形のデザインに変更する予定だとか。

FourBeatとAndroid端末をUSBで接続すると、自動で対応アプリの選択画面を表示。現在はプロジェクトページでも紹介されていたクイズアプリに加え、開発の真っ最中という音楽アプリも表示されています。

試作機のクイズアプリでは、日本最大級のクイズサイト「クイズ研」の協力を得て、デモ用のクイズをプリインストール。出題されたクイズの答えがわかったらボタンを押すとチャイムと同時にボタンと同じ色の帽子がアニメーションし、誰が一番早く押したかがわかります。ボタンを押した人が答えた後に画面をタッチすると、正しい答えが表示される、という仕組みになっています。

今回は試作機用にクイズが用意されていますが、製品版では自分で好きなクイズを入力できるようになるとのこと。HDMI出力を持ったAndroidであれば大画面プロジェクターに映し出すこともできるので、クイズの回答を会場全体で共有することができます。

例えば結婚パーティーでFoubeatを使えば、新郎新婦に関するクイズ大会を簡単に実現できます。通常はクイズの答えを大きな声で答えてもらったり、手を挙げるスピードを誰かがチェックしたり、と手間がかかるところを、FourBeatなら回答者が画面でわかるので一目瞭然。何よりも実際にボタンを叩いて答えるというクイズ番組さながらの仕組みはイベントを盛り上げること間違いなし。ぜひともこの4色ボタンを使ってアタック25をプレイしてみたいものです。

FourBeatに対応したアプリを自作することも可能。4ボタンで動作する部分はFourbeatが実現しているため、Androidアプリの開発のノウハウさえあれば自由にFourBeatを使ったアプリが開発できます。伊藤さん曰く「Androidアプリ開発者に、ハードウェアを使う体験をして欲しい」とのことで、FourBeatを使ったアプリは開発者が自由にリリース可能。ネットワーク連携も可能なため、Facebookの「いいね!」機能と連携したり、オンラインで対戦するクイズアプリなんかもアプリ次第で実現することができます。

こちらは本体側のインターフェイス。Android端末と接続するUSB端子に加え、給電用のmicroUSB端子も備えます。

電源は外付けですが、Androidスマートフォンでほぼ標準となっているmicroUSBで給電できるため、Android同梱の電源ケーブルで給電が可能。また、モバイルバッテリーでも十分動作するため、コンセントを気にせず好きなところで使うこともできます。

FourBeatは製品化に向けて引き続き開発中。対応アプリもクイズアプリ、開発中の音楽アプリに加えて3~4程度のアプリが用意されるとのこと。興味をお持ちいただいた方はぜひCerevo DASHのFourBeatプロジェクトページからご支援ください。