サービス開始当初はプロジェクトがiConvexのみだったCerevo DASHも、新たな投稿プロジェクトを無事リリースでき、トップページがだいぶ賑やかになりました。今回は開発者の方々からご投稿いただいたプロジェクトをそれぞれご紹介させていただきます。
まず1つ目は、Cerevo DASHの投稿プロジェクト第1弾にもなりました、Arduino互換プロトタイピングボード「LUNCHBOX」です。
Arduinoとは、オープンソースで提供されている組み込みシステム。電子工作はプログラミングの知識や回路の知識などが必要になりますが、Arduinoを使えば比較的簡単に電子工作が可能になる、マイコンボードとArduino専用のプログラミング環境です。
Arduinoについてはこんな記事もありますのでよろしければご参照下さい。
スタパ齋藤の「週刊スタパトロニクスmobile」 Arduinoでマイコンしよう!!
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/stapa/40638.html
今回プロジェクトがスタートしたのは、このArduinoと互換性を持ったプロトタイピングボード。リチウムイオンバッテリーの充電・放電に対応しているため、これまでのArduinoではできなかったような、リチウムイオンバッテリを内蔵した製品を簡単に開発することが可能です。
従来であれば、リチウムイオンバッテリの充放電モジュールとArduinoをそれぞれ購入して組み込む必要があり、価格は高くサイズも大きくならざるをえませんでした。リチウムイオンバッテリを使うことのメリットは本体を小型化できるということだったのですが、Arduinoにはリチウムイオンバッテリの充放電回路がないために、当該電池を使う大きなメリットの1つが失われてしまっていたのです。
LUNCHBOXのプロジェクトが成立すれば、小さく、安く、それでいて継ぎ足し充電ができて便利なArduinoベースのデバイスを簡単に開発・販売することができます。電子工作好きの方はもちろん、ガジェット開発を手がけている人も要注目のアイテムといえるでしょう。
続きましてはCerevo DASH第3弾プロジェクトとなりました、Android対応押しボタンスイッチ「FourBeat」です。
こちらはAndroid携帯電話やAndroidタブレットにUSBケーブルで接続し、ボタンを押すことでアプリを操作できるという仕組み。対応アプリとして早押しクイズアプリが製品と同時に公開予定です。
また、Android accessory protocolを利用していることから、このボタンを使ったAndroidアプリを誰でも自由に開発することが可能です。プロジェクトページにもあるようにリズムゲームを作ったり、Facebook連動の「いいね!」ボタンを作るなど、アイディア次第で可能性は無限に広がるガジェットです。
パーティーでクイズゲームを楽しみたいリアル充実派の方、FourBeatを用いた面白いアプリを開発してみたい方、そしてプロジェクトがSuccessすれば今後登場するであろうFourBeat対応アプリを楽しみたい方も、是非ともご支援いただければと思います.
今後もCerevo開発プロジェクトだけでなく、さまざまな投稿プロジェクトをCerevo DASH上で公開予定。引き続きCerevo DASHにご注目ください。